名前 | ジェレミ・ピノ(Yéremi Pino) |
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生年月日 | 2002年10月20日 |
国籍/出身 | スペイン(ラス・パルマス) |
身長 | 172cm |
ポジション | WG |
所属 | ビジャレアルCF |
ビジャレアルにて飛躍を誓うカナリアの約束された逸材
プレー動画
経歴
■2002-2019年(幼年期~CDロダ)
スペイン・カナリア諸島に属するラス・パルマスに生まれた彼は、最初のキャリアを地元にあるADバリオ・アトランティコにて過ごしていた。その後、ヘセ・ロドリゲスが在籍していたことでも知られるADウラカンとの契約を交わしており、同クラブでは3年間を過ごしている。ADウラカン時代の思い出としては、2014年のコパ・ロダゴン(ダノンネーションズカップの予選も兼ねた大会)においてテネリフェと決勝戦で相まみえたことであり、試合は敗戦を喫するもアレビン(U12)世代を代表する印象的な試合だったという。
そして、当然のようにカナリア諸島を代表するクラブのひとつであるラス・パルマスの下部組織に加入すると、カデテ(U15~U16)での活躍はスペインの世代別代表に選出されるまでに高い評価を得ていた。ラス・パルマスではU16全国選手権も制しており、このトーナメントの活躍によって現在のビジャレアルCFやFCバルセロナが獲得に動き出すと、ビジャレアルからの断れないような魅力的なオファーによって、2016年よりビジャレアルの提携クラブであるCDロダに加入している。また、当時のラス・パルマスとしては彼を残留させたい気持ちが強かったが、競争することができないレースに対して不満の声を募らせていた。
■2019-2020年(ビジャレアルCF)
CDロダのフベニル(U19)を経て、2019/20シーズンよりビジャレアルC(Cチーム)に参加するようにして本家に移行すると、テルセーラ・ディビシオン(スペイン4部)では21試合/3得点の成績で初のシニアカテゴリを終えている。2020/21シーズンより新たな指揮官として就任したウナイ・エメリの下でトップチームに昇格し、2020年10月22日に行われたUEFAヨーロッパリーグのシヴァスポル(トルコ)戦にてトップデビューを飾ると、デビュー3戦目となったカラバフFK(アゼルバイジャン)戦にて初得点を記録したことで注目を集め始めるようになった。
代表歴
スペイン世代別代表の常連選手であり、スペインU17としてはU17欧州選手権(2019)のベスト4入りに貢献している。このままU17ワールドカップ(2019)に出場することも既定路線となっていたが、開幕前のトレーニングにて同じポジションのライバルであるペドリとの接触で目を負傷しており出場は叶わなかった。そのため、同大会ではペドリが彼の代役として出場している。現在はスペインU18でプレー中だ。
移籍の噂
ビジャレアルとは2024年6月末までの契約を残しているが、幼い頃から所属していたわけではないため移籍については考えられるだろう。
プレースタイル
幼い頃からフォワードとしてプレーしており、右ウィングを定位置としながらもセンターフォワードやセカンドトップといった中央でプレーすることもできる選手だ。ダイナミックなスタイルを好んでおり、ピッチの様々な場面で積極的にボールに絡むような動きを見せると、短い出場時間でもキーパスを記録するようなチャンスの演出も得意としている。現在の改善すべき点としては自身も語るようにフィジカル面だろう。