名前 | タイリス・ドーラン(Tyrhys Dolan) |
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生年月日 | 2001年12月28日 |
国籍/出身 | イングランド(マンチェスター) |
身長 | 170cm |
ポジション | WG/AMF |
所属 | ブラックバーン・ローヴァーズ |
思わぬサプライズとなっているブラックバーンの超新星
プレー動画
経歴
■2001-2018年(幼年期~マンチェスター・シティ)
イングランドのマンチェスターに生まれた彼は、マンチェスターから約34km北に位置するランカシャー州のバーンリーFCにて初期のキャリアを過ごしていたという。その後、才能が評価されたことでマンチェスター・シティにファンデーション・フェーズ・プレーヤー(U5~U11)として加入すると、2017年までの数年間を同クラブにてプレーしている。
■2017-2020年(プレストン・ノースエンド)
マンチェスター・シティを離れることになった背景は不明だが、2017年夏よりイングランド・フットボールリーグの初代王者として知られているプレストン・ノースエンドFCの下部組織に加入しており、2017/18シーズンはU16カテゴリに所属していた。2018/19シーズンにはプレストン・ノースエンドU18に昇格しチームを牽引すると、2019年2月からの半年間はチームメイトのリンカーン・マックファイデンと共にノーザン・プレミアリーグ(イングランド7部)に属するクリザローFCに期限付き移籍で挑戦しており、4試合2得点の成績を残している。
■2020年(ブラックバーン・ローヴァーズ)
2020年2月、FAユースカップ5回戦となるプレストン・ノースエンドU18 vs ブラックバーン・ローヴァーズU18の試合にて彼の活躍に目を奪われたブラックバーンは、約5ヶ月後の2020年7月に契約満了となった彼をフリートランスファーにて獲得。
当初はブラックバーンのU23カテゴリでの成長が期待されていたが、2020年8月のEFLカップ1回戦のドンカスター戦でのパフォーマンスが高く評価されトップチームに組み込まれると、チャンピオンシップ(イングランド2部)第2節のウィコム・ワンダラーズ戦では1得点1アシスト、続く第3節のダービー・カウンティ戦でも1得点を記録している。これらのサプライズはブラックバーンにとっては嬉しい誤算であり、予想だにしていなかった掘り出し物として10年ぶりのプレミアリーグ昇格に向けた原動力となりそうだ。
代表歴
世代別代表での出場歴は持っていない。
移籍の噂
ブラックバーン・ローヴァーズとは2022年6月末までとなるプロ契約を交わしているが、現在のパフォーマンスによる来季のアプローチが想定されるため、近いうちに契約更新することになるだろう。
プレースタイル
両ウィングを基準に攻撃的なポジションのすべてでプレーすることができる選手。プレストン・ノースエンドでは10番を着用しトップ下での起用をメインとしていたが、ブラックバーンではウィングの位置で起用されている。
誰の目でも明らかとなる驚異的な体のキレによるドリブルで相手ディフェンスを翻弄し、爆発的なスピードを維持したままボールキープを行うため彼を止めるのは至難の業となっている。さらには決定力も結果として現れているほど高く、怖いもの知らずなプレースタイルはチームに活力を与えているだろう。ブラックバーンでは主力の退団や怪我によって得られたチャンスであるが、これからトップクオリティの強度を維持したプレーを行えるのであれば高みを目指すことができるはずだ。