名前 | マティアス・パラシオス(Matías Palacios) |
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生年月日 | 2002年5月10日 |
国籍/出身 | アルゼンチン(ヘネラル・ピコ) |
身長 | 168cm |
ポジション | AMF |
所属 | CAサン・ロレンソ |
16歳でトップデビューを飾ったサン・ロレンソのダイヤモンド
プレー動画
経歴
■ 2002-2018年(幼年期~CAサン・ロレンソ)
アルゼンチン中部のラ・パンパ州の都市、ヘネラル・ピコに生まれた彼は、サッカー選手の家系で育っている。父親もかつては選手であり、兄のジュリアン・パラシオスも攻撃的なミッドフィールダーとしてサン・ロレンソのリザーブチームでプレーをする選手だ。ベビーフットボールを経て、父が指導者として務めていたエストゥディアンテス・デ・ラ・プラタに加入し、3年間を過ごした後、13歳の頃より現在のCAサン・ロレンソの下部組織へと移っている。彼がサン・ロレンソに加入した際のポジションは、今と異なる「5 tapón(守備的なミッドフィールダー)」としてのプレーであり、当時のコーチであるマルティン・ディ・ディエゴとの話し合いの末、現在のポジションに近い位置に徐々にコンバートされてきた。
■ 2018-2019年(CAサン・ロレンソ)
セプティマ・ディビシオン(U16リーグ)からリザーブに飛び級でプレーをし、いくつかの得点を決めていた彼は、2018年9月22日のプリメーラ・ディビシオン(アルゼンチン1部)第6節のパトロナート・デ・パラナ戦で後半16分からバウティスタ・メルリーニとの交代にてトップデビュー。16歳4ヶ月11日での出場は、CAサン・ロレンソにおける最年少出場記録となっている。
代表歴
アルゼンチンU15として臨んだ2017年U-15南米選手権では、3ゴールを決めて優勝に貢献。2018年、パブロ・アイマールが率いるアルゼンチンU20にわずか16歳で招集されたアルクディア国際ユース大会でも優勝を経験するなど、16歳でU-20代表に招集された選手として大きな話題となった。2019年3月から開催された2019年U-17南米選手権でも、4試合に出場し2ゴールを決め優勝に貢献するなど高い評価を受けている。
移籍の噂
具体的な移籍の噂は報じられていないもの、水面下で関心を持つクラブは多いだろう。2018年2月に最初に締結したプロ契約を、2019年4月29日に再度更新しており、2022年6月末までの新たな契約を締結することになっている。 その際、彼のバイアウト条項を2000万ドルに設定しており、簡単に欧州のクラブからの引き抜きが発生しないように対策を施された。
プレースタイル
ファン・ロマン・リケルメとアンドレス・イニエスタをアイドルとして尊敬しており、彼らのプレースタイルから自身へのインスパイアを得ていると語っている。世代別代表では10番を着用し、攻撃の流れを作る司令塔の役割を担っており、多くのパスでチャンスメイクすることを得意とする選手だと言えるだろう。基礎技術の高さから個人で打開することのできる力を持っており、またプレースキッカーとしての才もあるなど「新たな10番」として彼が崇拝するリケルメとも比較されている。