名前 | アンデル・バレネチェア(Ander Barrenetxea) |
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生年月日 | 2001年12月27日 |
国籍/出身 | スペイン(ドノスティア) |
身長 | 178cm |
ポジション | WG |
所属 | レアル・ソシエダ |
ラ・レアルの未来を担う21世紀スペインのパイオニア的存在
プレー動画
経歴
■ 2001-2013年(幼年期~アンティグオコ)
彼はスペイン・バスク州ギプスコア県のムニシア(基礎自治体)であるドノスティア=サン・セバスティアンに生まれ、地元の特別認可学校である「Ekintza」に通っていた際にサッカーに触れている。そんな彼の母親はIDKギプスコアというバスケットチームで20年間のコーチ生活を務めており、スペインの女子バスケットボール界で最初のプロ指導者だ。2011年よりシャビ・アロンソやミケル・アルテタも在籍していたレアル・ソシエダの育成クラブに位置づけられるアンティグオコに加入し、そこで3年間を過ごしたのち、2013年より現在のレアル・ソシエダのアカデミーへと加入している。
■ 2013-2019年(レアル・ソシエダ)
ソシエダのカンテラ(下部組織)を卒業後、2018-19シーズンからはテルセーラ・ディビシオン(スペイン4部) に所属するレアル・ソシエダC(Cチーム)に登録され、シニアチームとのトレーニングを行なうようになっていた。そんな中、当時のトップチームの監督を務めていたアシエル・ガイターノの下で、たった一度のトレーニングにて才能を見出されると、2018年12月21日のリーガ・エスパニョーラ(スペイン1部)第17節 デポルティーボ・アラベス戦にて後半40分からファンミに代わってトップデビューを果たしている。この16歳でのデビューによってリーガ・エスパニョーラにおける21世紀以降の生まれとしては最初のデビューとなり、ソシエダの歴史においても史上2番目に若いデビューとなった。
年が明けた2019年1月には、セグンダ・ディビシオンB(スペイン3部)に所属するレアル・ソシエダB、通称サンセでもプレーするようになると、リーガ・エスパニョーラ第32節 SDエイバル戦では左ウィングとして初先発の機会を与えれており、第35節のヘタフェCF戦では21世紀以降の生まれとしては最初の先発フル出場の快挙を成し遂げている。
代表歴
スペインU16、U18での出場歴を持っている一方、同じ年代のバスク代表としてもプレーをしている。2019年3月には17歳ながら飛び級でスペインU19に選出されるも、クラブでの負担を考慮して最終的には外れたことでデビューには至っていない。
移籍の噂
2018年12月にレアル・ソシエダとの契約期間を2025年6月30日までに長期延長しており、違約金としても6000万ユーロが設定されるなど引き抜きに対処するような契約となっている。そのため、具体的に引き抜きを図ろうとするクラブの名前は挙がっていない。
プレースタイル
ウィングを本職とし、両サイドでのプレーを可能としている。独特かつ流動的なポジショニングの下で献身的な動きを見せ、ヤングプレーヤーには似つかわしくない落ち着きの払ったプレーが特徴的だ。基本的なスキルが高く、状況によっては積極的に個人技の打開を試みるも、まだまだボールをロストしてしまうことも多いため、今後の成長に期待だろう。ただ、現時点で若干17歳の選手としての完成度はスペイン国内でも有数の逸材だ。