名前 | ショラ・ショレティレ(Shola Shoretire) |
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生年月日 | 2004年2月2日 |
国籍/出身 | イングランド(ニューカッスル) |
身長 | 171cm |
ポジション | WG |
所属 | マンチェスター・ユナイテッド |
※ショーラ・ショアティア、ショアタイアとも表記される
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プレー動画
経歴
■2004-2020年(幼年期~マンチェスター・ユナイテッド)
「ウォールセンド・ボーイズ・クラブ(Wallsend Boys Club)」と聞いて馴染みのある人は少ないだろう。同クラブはニューカッスルから東に約6kmほどに位置するウォールセンドを拠点とし、過去にはピーター・ベアズリー、アラン・シアラー、マイケル・キャリックなどを輩出したことでも知られるイングランド屈指の育成クラブだ。直近ではニューカッスル・ユナイテッドで活躍するロングスタッフ兄弟(シーンとマシュー)も同クラブの出身であり、約50年以上の一貫した育成スタイルでイングランドサッカー界を影で支えている存在とも言えるだろう。
そんなレジェンドに続くようにショラ・ショアタイアはイングランド北東部のニューカッスル・アポン・タインに生まれ、ウォールセンド・ボーイズ・クラブでキャリアを始めた選手だ。2014年に10歳でマンチェスター・ユナイテッドのユースに加入すると、2017年には北アイルランドで開催されたミルク・カップ(U16トーナメント部門)において13歳ながら出場しており、2018年12月12日にはUEFAユースリーグ(U19)での史上最年少出場記録となる14歳と314日にて出場を果たすなど記録破りの神童として注目を集めていた。
15歳となった2019/2020シーズンからはマンチェスター・ユナイテッドU18に昇格しており、並ならぬ才能が集結したカテゴリにおいても17節を消化した時点で13試合に出場、点こそ奪えていないが3アシストを記録しチーム内でも確固たる地位を築き上げている。FAユースカップでは全試合に出場しながら、6回戦となるウィガン・アスレティックU18を相手には日中を中学校で過ごした後にオールド・トラフォード先制点を決めるなど、マンチェスター・ユナイテッドU18を2011/2012シーズン以来となるセミファイナル進出に大きく貢献した。2020年2月にはクラブ・ブルッヘとの親善試合にてマンチェスター・ユナイテッドU23でのデビューも飾り、今後の動向にも注目が集められているところだ。
代表歴
ナイジェリアにルーツを持っている選手であるがイングランドU15~U16でプレーしており、今後もイングランドを代表する選手になることが予想される。
移籍の噂
既にマンチェスター・ユナイテッドという偉大なクラブに属しているため彼の欲求は満たされていることだろう。マンチェスター・ユナイテッドとは奨学金契約を交わしている状況にあり、さらには彼が17歳となる誕生日(2021年2月2日)にプロ契約を交わすための事前契約にもサインしたことが伝えられている。これによりマンチェスター・ユナイテッドでプロキャリアを形成することは確定的であり、トップデビューに向けて専念する環境が用意された。
プレースタイル
具体的な身長は不明だが、小柄な選手であり同じく小柄なディロン・フーゲワーフ(165cm)のように分厚い体格を持った選手ではない。そのため体格面を不安視されているが、そのハンディを感じさせない卓越したドリブルセンス、テクニカルなプレー、緻密なボールコントロールは素晴らしい領域に達していると言えるだろう。U18カテゴリでは利き足である右足を活かすためにレフトウィングに配置されているがベストポジションについては議論が交わされている。「ナイジェリア」「小柄」「右利き」「手玉に取るドリブルセンス」といった共通点からイングランド国内のメディアは彼をジェイ=ジェイ・オコチャに例えた。そんな彼の今後に求められるのは誰の目でも分かるような得点力だろう。