名前 | ヘルマン・バレラ(Germán Valera) |
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生年月日 | 2002年3月16日 |
国籍/出身 | スペイン(ムルシア) |
身長 | 170cm |
ポジション | WG |
所属 | アトレティコ・マドリード |
断交状態の引き金となったスペイン有数の至宝
プレー動画 GOAL … German Valera
The Boy is Special. pic.twitter.com/7OxJ2kV8BK
— ‘ (@Partey_Mania) 2019年11月30日
GOAL … German Valera
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経歴
■2002-2018年(幼年期~ビジャレアル)
スペイン南東部のムルシア州に生まれた彼は、同地域のアルトレアルにて育っており、そんな地元にあるEFアルトレアルというフットボールスクールでキャリアをスタートさせている。EFアルトレアルで基礎技術を培った彼は、ムルシア州を代表するクラブであるレアル・ムルシアに移り、その後ビジャレアルCFのカンテラへと加入した。ビジャレアルではCDロダでの期限付き移籍を経ながら、世代別代表での活躍もあり有望な若手の一人として認知されている。
そんな中、アトレティコ・マドリードからの接触があり、2018年夏に移籍が成立するのだが、その舞台裏ではビジャレアルとアトレティコ・マドリードの関係性を崩壊させるような事象が起こることになる。これまではフォルランやゴディン、ビエットなどの取引で友好的な関係を築いてきた両クラブであるが、アトレティコがロドリ(ロドリゴ・エルナンデス)を獲得した際に違法な接触を行ったと主張されていること(最終的にはクラブ間で合意に達している)や、彼(ヘルマン・バレラ)に対しても当時15歳でありながらプロ契約をエサに接触していたことが、ビジャレアルの会長であるフェルナンド・ロイグを激昂させたのだ。事実上の強奪とも言えるアトレティコの引き抜きにより、両クラブは断交状態となっている。
■2018年-(アトレティコ・マドリード)
移籍の際にひと悶着あったが、アトレティコ・マドリードに加入後はフベニルA(U19チーム)に登録されており、加入1年目となる2018/2019年シーズンは25試合6得点を記録している。2019/2020年シーズンはセグンダ・ディビシオンB(スペイン3部)に属するアトレティコ・マドリードB(リザーブチーム)での出場機会を重ねており、第8節のコルーショFC戦ではシニアカテゴリでの初ゴールを記録、2019年は18節を終えた時点で13試合で4得点とチームの主力として定着したほどだ。2020年1月3日には、UDレバンテ戦に臨むトップチームに初招集を受けており、近々のトップデビューも期待されている。
代表歴
2018年6月に仙台で開催されたU-16インターナショナルドリームカップにて、彼はスペインU16として来日しており、同大会においてチームを優勝に導くとともに、個人としても大会MVPに輝いた経歴を持っている。一方で15歳の若さでスペインU17に招集されており、17歳となった2019年のU-17欧州選手権では予選からチームのキャプテンとして牽引しており、ベスト4入りに貢献。続くU-17ワールドカップではベスト8でフランスに破れるも、4試合で3得点と印象的な活躍を残している。2019年9月にはスペインU18にも招集を受けているなど、将来的にラ・ロハを担う筆頭だ。
移籍の噂
アトレティコ・マドリードとは2021年6月末までのプロ契約を結んでおり、移籍に関してはレンタルでの武者修行が現実的な選択肢だろう。ビジャレアル時代にはマンチェスター・シティからの接触も伝えられている。
プレースタイル
左利きの快速ウィンガーとして知られており、複数人を相手にも引けを取らないドリブルにも定評のある選手だ。この手の選手に抱きがちな猪突猛進な印象とは異なり、彼はインテリジェンスも備えているため周囲を活かすことにも長けた選手となっている。さらには得点力、キャプテンシーも兼ね備えるなどポテンシャルはスペインでも随一だ。