名前 | アレックス・クラール(Alex Kral) |
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生年月日 | 1998年5月19日 |
国籍/出身 | チェコ(コシツェ) |
身長 | 185cm |
ポジション | DMF/CB |
所属 | スラヴィア・プラハ → スパルタク・モスクワ |
※アレックス・クラルとも表記される
話題性だけではない実力を持つダビド・ルイスのそっくりさん
プレー動画
経歴
■ 1998-2018年(幼年期~FKテプリツェ)
チェコを代表する選手であるが、スロバキア第2の都市であるコシツェに生まれており、幼い頃にチェコのブルノに移った過去を持っている。2004年より地元のモルヴスカー・スラビア・ブルノにてキャリアをスタートさせ、約3年間を過ごした後、ズブロヨフカ・ブルノに加入した。その後は13歳でSKスラヴィア・プラハの下部組織に移籍すると、5年の在籍期間ですべてのユースセクターを通過するほどの逸材であった。しかしながら、2017年2月に出場機会を求めて同じくチェコのFKテプリツェとの3年半契約を締結しており、スラヴィア・プラハから一時的に退団。2017年5月7日のフォルトゥナ・リーガ(チェコ1部)第27節 FCフラデツ・クラーロヴェー戦にてトップデビューを飾り、シーズンの終盤には経験を積ませるためにサイドバックでの起用ながらスターティングメンバーに名を連ねるなど2016-17シーズンは3試合に出場を果たしている。
2017-18シーズンに入ると、19歳ながらセンターバックとしてレギュラーポジションを確立しており、リーグ戦では23試合に出場。一気にチェコ国内でも有数の若手に仲間入りし、世代別代表にも度々招集を受けるようになっている。2018-19シーズンも勢いをそのままにFKテプリツェで経験を積んでいた彼は、冬の移籍市場にて再び古巣のスラヴィア・プラハからの熱烈なアプローチの末、復帰することとなった。
■ 2019年(スラヴィア・プラハ~スパルタク・モスクワ)
スラヴィア・プラハではシーズン途中からの加入ながら、守備的なミッドフィールダーとして遜色なくチームの主力へと定着。彼の台頭もありながら2018-19シーズンはフォルトゥナ・リーガ(チェコ1部)とMOLカップ(国内カップ)の2冠を経験し、復帰から華々しい結果を残している。そんなスラヴィア・プラハへの復帰から半年程度であったが、2019年9月1日にロシアのスパルタク・モスクワに移籍することが発表され、2019-20シーズンはチェコを離れロシアでの挑戦となっている。
代表歴
2014年から招集を受けたチェコU17を始めとする全ての世代別代表でのキャリアを誇り、輝かしい成績とは行かないまでも2017年のU-19選手権でベスト4入りに大きく貢献。その後はFKテプリツェでの活躍を認められながらチェコU20とU21でのプレーするようになり、ついには2019年3月にブラジルとの親善試合にてチェコのフル代表デビューを飾っている。現在のチェコ代表においても最年少に近しい存在であるため、これから多くの国際舞台で経験を積むことになりそうだ。
移籍の噂
チェコリーグでもトマーシュ・ロシツキーに次ぐ史上2番目の移籍金(1150万ユーロ)でスパルタク・モスクワに加入した彼は、2024年夏までの5年契約をスパルタク・モスクワと締結している。さらなるステップアップを目指すためにはロシアでの活躍が必須だ。
プレースタイル
守備的な中盤の位置とセンターバックの両軸でプレーすることが可能な選手。いずれのポジションでも熱い闘志を持ったプレーで体を張っている。ロングフィードの精度や持ち前の185cmの高さを活かしたセットプレーでの強さは、スラヴィア・プラハ在籍時にヨーロッパリーグで対戦したチェルシーのダビド・ルイスに風貌が似ていると報じられたように彼を彷彿とさせるものがあるだろう。