名前 | ダニ・オルモ(Daniel Olmo) |
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生年月日 | 1998年5月7日 |
国籍/出身 | スペイン(タラサ) |
身長 | 179cm |
ポジション | AMF/CMF/LWG |
所属 | ディナモ・ザグレブ → RBライプツィヒ |
クロアチアでの成長の道を選んだ元バルサの逸材
プレー動画
経歴
彼はスペインの生まれであり、バルセロナのタラサという町で育っている。父は元プロサッカー選手であり監督として現在は活動をしているミケル・オルモ。キャリアをスタートさせたのはRCDエスパニョールであり、9歳となった2007年からFCバルセロナのラ・マシア(下部組織)へと移った。ラ・マシアでは並外れた才能を発揮しており、カルレス・アレニャと共に1シーズンで100得点以上を記録する特別な存在に数えられていた。そんなトップチームでの活躍を大いに期待されていた彼だったが、2014年夏にクロアチアのディナモ・ザグレブへ約20万ユーロの金額で移籍をしている。当時、この決断に対して周囲からは驚きの声が大きかったが、彼自身はバルセロナにこのまま残り続けると2~3年はトップチームでプレーできないと語っており、ディナモ・ザグレブへの移籍は早い段階での出場機会を得るための決断であった。
2014-2015年シーズン、16歳でクロアチアに渡った彼は、序盤はディナモ・ザグレブⅡでのプレーであったが、半年後にはトップチームでプレーしており、1.HNL(クロアチア1部リーグ)第20節 NKロコモティヴァ・ザグレブとの試合でプロデビューを飾っている。
2015-2016年シーズンの彼は主にディナモ・ザグレブⅡとUEFAユースリーグを戦うU-19チームでのプレーとなっている。そんな彼だが2015年9月22日の国内カップ戦の初戦となったNK Ostrc Zlatarとの試合でトップチームでの初ゴールを記録するなど、同シーズンは24試合の出場で3得点1アシストの成績で終えることとなった。
2016-2017年シーズンも引き続きディナモ・ザグレブⅡでのプレーから始まった彼だったが、このシーズンの後半戦に一気に評価を高めることとなる。2017年4月の最終戦である第31節のHNKチバリアとの試合で2アシストを記録したことを皮切りに、5月31日に行われた国内カップ戦の決勝を含む7試合で2得点4アシストを1ヶ月間で記録しており、次シーズンに向けて良い印象でシーズンを終えている。
2017-2018年シーズン、昨シーズンの勢いをそのままに第4節のハイドゥク・スプリトとの試合で得点を挙げるなど、一気にブレイクを果たしリーグ戦では26試合で8得点6アシストの好成績を収めリーグ優勝に貢献。また、国内カップ戦でも全ての試合に出場し国内2冠の立役者となった。
2018-2019年シーズン、ヨーロッパリーグ グループリーグにおいてフェネルバフチェを相手に1得点1アシストを記録するなど、国内での活躍に留まらず国外の評価を高めるシーズンとなりそうだ。
代表歴
スペインの世代別代表へはU-16を始め、U-17代表にも招集されるなどをしていたが、現在はスペインの世代別代表ではプレーしていない。2017年の終わりにはクロアチア代表としてプレーをするための市民権を得る動きをしていると報じられており、将来的にフル代表ではクロアチアを選択する可能性が低くはない。
移籍の噂
ディナモ・ザグレブとの契約は2021年夏までとなっており、彼に対しては多くのクラブが関心を持っているとされている。直近ではACミランとリヴァプールが彼の獲得レースを繰り広げており、800万ポンドを払うのであれば移籍に応じる考えだ。あくまで報道内での発言となるが、本人はリヴァプールへの移籍を望んでいると伝えられている。
プレースタイル
様々なポジションでプレーをすることが可能であり、近年は攻撃的な中盤の選手としてプレーをしている。ラ・マシアで培った技術を活かし、ゴールを演出するだけでなく、自身のゴールの意識も高く積極的にシュートを撃っていく姿勢は見事だ。さらなる進化を遂げるポテンシャルも十分に持っている。