名前 | ジャヴァイロ・ディルロスン(Javairô Dilrosun) |
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生年月日 | 1998年6月22日 |
国籍/出身 | オランダ(アムステルダム) |
身長 | 175cm |
ポジション | LWG |
所属 | ヘルタ・ベルリン |
ドイツで旋風を巻き起こしている快速ウィンガーの新星
プレー動画
経歴
2006-2014年シーズン(アヤックス・アムステルダム)
オランダの首都アムステルダムに生まれた彼は、2006年より誰もが知っているアヤックス・アムステルダムのアカデミーにてプレーをしていた。彼が16歳となった2014年、自身としてはアヤックスで活躍出来ることを確信していたが、当のアヤックスは彼との具体的な契約の話を持ち出していなかった。しかしながら当時の彼を評価する声は多く、国内ではPSVアイントホーフェン、国外ではチェルシーとマンチェスター・シティが彼の成長を後押しするとアプローチをかけており、結果的に16歳でマンチェスター・シティに加入することを決断し、イングランドへ渡っている。この決断はフォス=メンサーやロドニー・コンゴロの影響もあると思われる。
2014-2018年シーズン(マンチェスター・シティ)
2015年4月24日、わずか16歳でプレミアリーグ2(イングランドU-21リーグ)のウエストハムU-21との試合にてデビューを飾った彼は、2016-2017年シーズンよりマンチェスター・シティU-23に昇格を果たしている。U-23ではウィンガーのポジションにて2シーズンで27試合1得点8アシストの成績を残しており、シティでの未来も期待されていた。そんな彼がシティにおける契約が満期に近づいた頃、ユヴェントスを始め、ベンフィカ、リヴァプールなど多くのクラブが獲得に動いており、去就が注目された2018年5月、数多くのクラブの中からドイツのヘルタ・ベルリンを選び、フリートランスファーにて加入した。
2018-2019年シーズン(ヘルタ・ベルリン)
開幕戦こそセカンドチームにて出場をしていた彼だったが、ブンデスリーガ第2節のシャルケ04との試合にて、カリム・レキクが負傷をしたことによりデビューを飾っている。また、その試合ではチームを勝利に導く先制点をアシストしており上々のデビュー戦となった。そこからの彼の活躍は凄まじく、続く第3節のVfLヴォルフスブルクとの試合での初ゴールを含む、第5節までの4試合で2得点3アシストの結果を残し、ヘルタサポーターから絶大な信頼を得ることとなった。マンチェスター・シティではトップデビューもしていないだけに、大きな衝撃を与えた彼の活躍は、今シーズンのサプライズの1つとなるだろう。
代表歴
2013年4月から出場をしたオランダU-15代表を始め、数多くの世代別代表に招集をされ続けている。U-16では10試合6得点、U-17では14試合で5得点とチームの中心選手として活躍しており、現在はオランダU-20とU-21代表でのプレーとなっている。今のヘルタ・ベルリンでの活躍を継続できれば早い段階でフル代表での招集も夢ではないだろう。
移籍の噂
2018-2019年シーズンから加入をしたヘルタ・ベルリンとの契約は2022年6月末までとなっている。まだ加入1年目の選手なだけに移籍の可能性は薄いと思われるが、既に注目株となっているだけに多額の金額で引き抜きを図られる可能性もあるはずだ。
プレースタイル
足の速さと巧みなドリブルスキルを活かしたプレーが特徴であり、アリエン・ロッベンを彷彿とさせるという声も大きい。彼の初得点となったゴールに代表されるように、シュートセンスを持ち合わせているだけでなく、クロスの質も高いなど多くの才能を持った選手だ。性格はやや恥ずかしがり屋でコーチからはもっと積極的にプレーをするよう求められている彼だが、今後化ける可能性は特大だろう。