名前 | ジョヴァネ・カブラル(Jovane Cabral) |
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生年月日 | 1998年6月14日 |
国籍/出身 | カーボベルデ/ ポルトガル(アソマダ) |
身長 | 176cm |
ポジション | RWG |
所属 | スポルティング |
※ジョヴァニ・カブラルとも表記されている
ポルトガル代表入りを夢見るスポルティングの新星
プレー動画
経歴
■ 1998-2014年(幼年期~Grémio Nhagar)
カーボベルデ共和国の最大の島、サンティアゴ島にある標高550mの街 ” アソマダ ” にて彼は誕生した。地元のサッカースクールでキャリアをスタートさせた後、アソマダをホームタウンとするGrémio Nhagarに移った彼は、既にそのボールタッチは他の少年を圧倒しており、彼が素晴らしい才能の持ち主であることを疑うものはいなかったという。その才能を高く評価していたマヌエル・ロンバ(コーチ)は、彼をポルトガルに連れていくことを考えており、いくつかのクラブでテストを受けた後、2014年、16歳でポルトガルのスポルティングに加入することが決定した。
■ 2014-2018年(スポルティングU17~B)
スポルティングに加入後、U17~U19でプレーしていた彼は、2016年8月20日のリーガプロ(2部リーグ)第3節 ADファフェ戦でリザーブチームながらシニアデビューを飾っている。16-17シーズンはスポルティングBで20試合に出場し、レイションイスSC戦では初得点も記録した。続く17-18シーズン、2017年10月12日のタッサ・デ・ポルトガル(カップ戦)3回戦 ARC Oleirosとの試合で後半34分からマテウスに代わってトップデビューを飾るも、同シーズンのトップチームではこの1試合のみの出場に留まっている。
■ 2018-2019年(スポルティング)
18-19シーズンよりトップチームへの昇格が正式に決まると、 開幕戦となったモレイレンセ戦で途中出場ながら1アシストを記録しアピールすると、続くヴィトーリアFC戦でも1アシスト、第4節のCDフェイレンセ戦では決勝ゴールを決めるなどジョゼ・ペセイロ監督からの信頼を得る。しかし、同氏は11月で退任となり、暫定監督を挟んだ後任のマルセル・カイザー監督が就任してから豪快な得点を叩き込むも、絶対的な信頼を勝ち取るまでには至っていないため、さらなるアピールが必要となった。
代表歴
カーボベルデで生まれ育った彼は、2017年3月28日のルクセンブルクとの親善試合でカーボベルデのフル代表デビューを飾った経歴を持っている。しかし、2018年夏頃から彼がポルトガル代表でプレーをすることを夢見ていると明言しており、実際にカーボベルデからの招集を断ったことで物議を醸した。かつてのコーチであるマヌエル・ロンバ氏などから落胆の声が聞こえるなか、彼は具体的な道筋としてポルトガルU20に招集されることをまずは目指しているという。
移籍の噂
2018年9月、スポルティングとの契約を新たに2023年6月末までに延長し、バイアウト条項として6000万ユーロが設定されている。具体的な移籍の噂は報じられておらず、迂闊に手を出せない状況だ。
プレースタイル
ウィングを主戦場とする彼は巧みなボールタッチでの突破力が魅力とされている。 その足下の技術が評価される一方、シュートセンスにも脚光を浴びており、リオ・アヴェFC戦で決めたゴールはまさに一級品だ。